■ 株式投資テクニカル用語集

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RSI サイコロジカル ストキャスティクス
乖離率 一目均衡表 パラボリック
フィナボッチ モーメンタムライン ROCオシレータ
ボリンジャーバンド DMI MACD



RSI

■ 特徴
 
 RSIは相場のトレンド転換を捉えるのに有効な指数。
 RSIの描く曲線の傾きは、値動きの早さに比例、上下動は値動きの強さに比例する。

■ 計算方法
 
 一般的に過去14日間の終値を用いる。
横軸に日数。

縦軸にRSI指数。(単位:%)

RSI指数を下記の計算式から算出。

計算式    RSI = 過去14日間の上げ幅の合計 / (過去14日間の上げ幅の合計 + 過去14日間の下げ幅の合計の絶対値) × 100

        ※「過去14日間の下げ幅の合計の絶対値」とは、過去14日間の下げ幅を合計後、マイナスであればマイナスを外すこと。

■ RSIによる売買タイミング
RSIチャート
 1.RSIが70%以上 ・・・・・・ 相場は天井圏
   RSIが30%以下 ・・・・・・ 相場は底値圏

 2.RSIが70%付近で頭打ち反落する場合、または30%付近で反発する場合は、
   相場のトレンド転換を意味する。

 3.株価が最高値を更新してもRSIは最高値にならず、
   また株価が最安値を更新してもRSIが最小値にならない場合、
   相場のトレンド転換が起きやすい。

 4.アップトレンド(上昇直線) ・・・ RSIの最も低い数値とその後にできる低い数値を結ぶライン。
   ダウントレンド(下降直線) ・・・ RSIの最も高い数値とその後にできる高い数値を結ぶライン。

   この2つのトレンドラインと実際の値動きが逆行する場合を逆行現象呼び、
   相場のトレンド転換を意味する。


       












サイコロジカル

■ 特徴
 
 サイコロジカルとは「心理」の意味であり、投資家心理から相場を捉えようする手法。
 相場で上昇あるいは下落が連日続くと「高値警戒感」・「買い疲れ」・「反発期待」・「売り疲れ」などの思惑により、その反動が起きやすい。
 サイコロジカルは、この「投資家心理リズム」を指数化し、売買のタイミングとする。

■ 計算方法
 
 一般的に過去12日間の上げ日数で算出する。
横軸に日数。

縦軸にサイコロジカル指数。(単位:%)

サイコロジカル指数を下記の計算式から算出。
計算式  サイコロジカル = 上げ日数 / 12 × 100    ※上げ日数 :当日株価が前日比よりプラスの日数合計(過去12営業日)

■ サイコロジカルによる売買タイミング
サイコロジカルチャート
 1.25%(上げ日数:3日)以下は「売られ過ぎ」
   75%(上げ日数:9日)以上は「買われ過ぎ」

 2.75%割った時が「売りシグナル」。
   25%越えた時が「買いシグナル」。
















ストキャスティクス

■ 特徴
 
 ストキャスティクス等のオシレーター系指標は、保ち合い相場で威力を発揮。
 「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」の状態をパーセンテージ(%)で示す指標であり、相場の天井、または底を見極める確率の高い分析チャート。
 %Dラインが重要であり、相場転換のシグナルを発する。%Kラインは%Dラインより敏感な反応となる。

 ・%K ・・・・・・ ファーストストキャスティクス
 ・%D ・・・・・・ スローストキャスティクス

■ 計算方法
 
横軸に日数。

縦軸にストキャスティクス指数。(単位:%)

ファーストストキャスティクス指数(%K)を下記の計算式から算出。
計算式  %K = (当日の終値 − 過去9日間の最安値) / (過去9日間の最高値 − 過去9日間の最安値) × 100

スローストキャスティクス指数(%D)を下記の計算式から算出。
計算式  %D = {(当日の終値 − 過去3日間の最安値)の3日間の合計} / {(過去3日間の最高値−過去3日間の最安値)の3日間の合計}  × 100


■ ストキャスティクスによる売買タイミング
ストキャスティクスチャート
 1.「%K」・「%D」により買われ過ぎ、売られ過ぎかを判定し、売買の目安とする。
   一般的に  ・10%以下は売られ過ぎ。(買いシグナル)
             ・90%以上は買われ過ぎ。(売りシグナル)

 2.「%K」が「%D」を上回っているなら、買いシグナル。
   「%K」が「%D」を下回っているなら、売りシグナル。

 3.「%K」と「%D」が、同一方向を向いている状況で、「%D」の山、または「%D」の谷の右側で
   クロスした場合が、最も強いシグナルとなる。

        
















乖離率

■ 特徴
 
 株価と移動平均線の乖離具合から売買のタイミングを捉える指標。

■ 計算方法
 
横軸に日数。

縦軸に乖離率。(単位:%)

乖離率を下記の計算式から算出。
計算式  乖離率 = (当日の終値 − 当日の移動平均値) / 当日の移動平均値 × 100


■ 乖離率による売買タイミング

 1.株価が大きく下落し、移動平均線から下に大きく離れた場合、株価は短期的に反発しやすい。

 2.株価が大きく上昇し、移動平均線から上に大きく離れた場合、株価は短期的に下落しやすい。

   要は、相場のトレンドとして変化は無いが、トレンドの指標ともいえる移動平均線から大きく乖離すると、株価は自ら修正し移動平均線に近づこうとする。
   事故・事件・下方修正等により、大きく下落した株価が移動平均乖離率20%に達すると一旦反発の場合が多く、そこを狙っている投資家も多い。















一目均衡表

■ 特徴
 
 一目均衡表とは、過去の値動きから導いた予測により、売買のタイミングを計る手法。
 指標を総合的に判断するので、「ダマシ」の確率が少ない。しかし、保合い相場の時は「ダマシ」の確率が高くなる。

■ 計算方法
 
A 基準線 ・・・・・・ 基準線の傾きが相場の方向性を示す
 
計算式  基準線 = (過去26日間の最高値 + 過去26日間の最安値) ÷ 2

B 転換線 ・・・・・・ 転換線の傾きが短期相場の方向性を示す
 
計算式  転換線 = (過去9日間の最高値 + 過去9日間の最安値) ÷ 2

C 先行スパン1・先行スパン2 ・・・・・・ 2本の先行スパンに挟まれた領域を「雲」と呼ぶ
 
計算式  先行スパン1 = (基準線+転換線) ÷ 2

計算式  先行スパン2 = (過去52日間の最高値 + 過去52日間の最安値) ÷ 2

D 遅行スパン ・・・・・・ 2本の先行スパンに挟まれた領域を「雲」と呼ぶ。一目山人氏が最も重視した線
 
計算式  遅行スパン = 当日の終値を26日遅らせて記入

       

■ 一目均衡表による売買タイミング
一目均衡表チャート
パラメータ
A 基準線
B 転換線
C 先行スパン1・先行スパン2
D 遅行線
A:基準線による分析
1. ※基準線は、過去26日間のデータから算出されるので、大きなトレンド(期間の長い)の判定に用いる。

◎中長期相場トレンドの判定
    ・右肩上がりは上昇トレンド、右肩下がりは下降トレンド。

◎支持線・抵抗線として使う。
    ・株価が基準線より上にあれば、相場は「強含み」、下にあれば相場は「弱含み」。
    ・株価が基準線を下から上に抜けたら「上昇トレンド」、上から下に抜ければ「下落トレンド」への転換を意味する。
B:転換線による分析
2. ※転換線は、過去9日間のデータから算出されるので、短期間のトレンドの判定に用いる。
  ただし、短期間なデータだけに、値動きに敏感に反応する傾向が強く、”ダマシ”も多く存在する。


◎短期の支持線・抵抗線として使う。

◎トレンド形成中の「押し目」・「戻し」の節目ラインとして使う。

◎短期トレンドの強さの目安。
C:先行スパン(雲)による分析
3. 雲の支持帯・抵抗帯を抜けたら、相場の方向性が転換したとみるのが一般的。
  雲が厚いほど支持力・抵抗力が強く、なかなか突破できない。逆に抜けたら、トレンドが強いと見るべき。
  また、先行スパン1と先行スパン2が交差する場合、これを「クロス」と呼び、この「クロス」する日に相場に波乱が生じることが多いとされる。


◎相場のトレンドの基準

◎支持帯・抵抗帯として使う。
    ・株価が雲の上に位置する場合、雲は抵抗帯となる。
    ・株価が雲の下に位置する場合、雲は支持帯となる。
    ・株価が雲の中に位置する場合、雲の上限が抵抗線、下限が支持線となる。

◎相場の波乱を捉える目安。
D:遅行スパンによる分析
4. 遅行スパンが株価を上抜く・下抜く場合、トレンド転換となる。

◎中長期相場トレンドの判定 (遅行スパンは、26日前にプロットしていく為、過去の株価との比較となる)
    ・遅行スパンがチャートより上に推移している時は、「強含み」。
    ・遅行スパンがチャートより下に推移している時は、「弱含み」。
















パラボリック(SAR)

■ 特徴
 
 パラボリックとは、放物線という意味で相場転換のタイミングを判断する指標。
 特に大相場に有効。ただし、保ち合い相場には”ダマシ”は多い。

■ 計算方法
 
「SAR」を下記の計算式より算出。

SAR = (EP - 前日のSAR)        ※EP = 極大値
                           SARが買いサインを示している期間 : その期間中の最高値
                           SARが売りサインを示している期間 : その期間中の最安値
                           AF = 加速因子 (通常は、0.02 ≦ AF ≦ 0.20)



■ パラボリックによる売買タイミング
パラボリックの売買タイミング
1.上昇中のSARが下落中の日足と交差した時が、売りシグナル発生。
  (SARがローソク足チャートの下から上へ切替わった時)
  


2.下落中のSARが上昇中の日足と交差した時が、買いシグナル発生。
  (SARがローソク足チャートの上から下へ切替わった時)
















モーメンタムライン

■ 特徴
 
 モーメンタムラインとは、相場の上昇・下落の角度を時系列で比較し、トレンドの勢いと変化を捉えるのに利用される。
 一般的に、上昇・下落相場でトレンドの加速と減速、相場の方向性を探るのを目的とする。
 相場の先行指標としての機能が優れている。

■ 計算方法
 
 10日間のモーメンタムラインが一般的。

横軸に日数。
縦軸にモーメンタムライン。
「モーメンタムライン」を下記の計算式から算出。
・M(モーメンタムライン) = V - Vx         ※V = 直近の終値   、   Vx = x日前の終値


■ モーメンタムによる売買タイミング
 
1.基準線より上で上昇中の場合、上昇トレンドの加速を示し、買い玉持続。
  天井打って下落し始めたら、上昇トレンドの衰えを示し、買い玉の利確。
  基準線より上であるが、下落中の場合は、上昇トレンドの勢いが急速に衰えている為、買い玉を外す。

2.基準線を割込んだら、相場が下落トレンドに入った事を表し、買い玉の手仕舞い。

3.基準線より下で下落中なら、相場は下落トレンド。空売り。
  基準線より下ではあるが、ボトムアウトから上昇に反転したら、下落トレンドの勢いが衰えている。押し目買い。

4.基準線を上回ってたら、相場は完全な上昇トレンド入り。売り玉の手仕舞い。買増しも良し。
















ROCオシレーター

■ 特徴
 
 ROCとは、「一定期間の変化率」を表すための指標。(モーメンタムを比率化)
 モーメンタムは株価の値動きを反映しているが、銘柄によって数値が大きく異なり、扱い辛いのが欠点。
 ROCは銘柄の違いに関係なく扱える指標。

■ 計算方法
横軸に日数。
縦軸にROCオシレーター。
「ROCオシレーター」を下記の計算式から算出。
・ROC = (V / Vx) × 100         ※V = 直近の終値   、   Vx = x日前の終値


ROCオシレーターによる売買タイミング
 
1.基準線より上で上昇中の場合、上昇トレンドの加速を示し、買い玉持続。
  天井打って下落し始めたら、上昇トレンドの衰えを示し、買い玉の利確。
  基準線より上であるが、下落中の場合は、上昇トレンドの勢いが急速に衰えている為、買い玉を外す。

2.基準線を割込んだら、相場が下落トレンドに入った事を表し、買い玉の手仕舞い。

3.基準線より下で下落中なら、相場は下落トレンド。空売り。
  基準線より下ではあるが、ボトムアウトから上昇に反転したら、下落トレンドの勢いが衰えている。押し目買い。

4.基準線を上回ってたら、相場は完全な上昇トレンド入り。売り玉の手仕舞い。買増しも良し。
















ボリンジャーバンド

■ 特徴

 ボリンジャーバンドは、移動平均線の上下に、同期間における標準偏差(又はその整数倍)のラインを引く。
 株価の大半が、このバンド(価格帯)に収まるという統計学上の理論を利用して、ボラティリティや現在の株価水準を考えるのに使用。

■ 計算方法
 
 計算期間n日、標準偏差の2倍にラインを引く場合。(n日は9日もしくは14日が一般的)

横軸に日数。
縦軸に「n日移動平均線」・「Upper band」・「Lower band」・「株価チャート」。
「Upper band」と「Lowerband」を下記の計算式より算出t
mid band = n日単純移動平均線
標準偏差 = √{(期間 × 価格の2乗の合計 - 価格の合計の2乗) / 期間 × (期間 - 1)}
Upper band = mid band + (n日標準偏差 × 2)
Lower band = mid band - (n日標準偏差 × 2)


■ ボリンジャーバンドでの売買タイミング
 
1.「平均値±標準偏差」内にデータが入る確率は約68%
  「平均値±標準偏差の2倍」内にデータが入る確立は約95%
  「平均値±標準偏差の3倍」内にデータが入る確立は約98%

  この範囲外は異常値と考えらえれ、買場・売場として捉えるのが一般的。

2.Upper bandまで株価が接近した場合は、戻り売り。
3.Lowerbandまで株価が接近した場合は、押し目買い。
4.バンドのレンジを抜けた時、シグナル発生。
















DMI

■ 特徴

 DMIとは、相場トレンドの「方向性」に着目したもので、ある一定期間において値動きの方向性を数値化し、相場トレンドを探るのに使われる。
 欠点として、相場保合い局面に”ダマシ”が多い。

■ 計算方法
 
◎計算期間は、通常14日を使用。

横軸に日数。
縦軸に指数(「+DI」及び「-DI」)。
「+DM」及び「-DM」を下記の計算式から算出。
+DM = 当日の高値-前日の高値
-DM = 前日の安値-当日の安値
ただし、下記条件に該当する場合、「+DM」または「-DM」を 0 とする。
   ・ +DM・-DMともに 0以下 の場合、双方共に0に修正
   ・ +DM>-DM の場合、-DMは0に修正
   ・ +DM<-DM の場合、+DMは0に修正
   ・ +DM=-DM の場合、双方共に0に修正
「TR」を下記の計算式から求める。
下記の計算値で最大となるものを採用
当日の高値-当日の安値
当日の高値-前日の終値
前日の終値-当日の安値
「+DI」と「-DI」を下記の計算式で算出。
+DI = {(計算期間の+DMの合計) / (計算期間のTRの合計)} × 100
-DI = {(計算期間の-DMの合計) / (計算期間のTRの合計)} × 100


■ チャート
 
1. 「+DI」が「-DI」よりも上にある場合、上昇トレンド。
2. 「+DI」が「-DI」よりも下にある場合、下降トレンド。
3. 「+DI」と「-DI」のクロスは、トレンドの転換。
















フィナボッチ

■ 特徴
 
 チャートを見ると値動きが過去の動きに対して、一定の割合(比率)で動くケースが多い。(押し目や戻し)
 その押し目や戻しの節目ラインを知る指数として、フィナボッチがよく使われる。
 その場合よく使われる数値として0.382、0.5、0.618、1.382、1.5、1.618が多く使われる。

 「前回の動きに対して、一定の割合で動く」という一種の法則性に従い、前回の天井もしくは底値の価格でラインから算出することが重要。


■ 計算方法
 最初に1を2つ並べこれを合計、その和2を右隣に書く。次に1と2を合計3を右隣に書く。この法則性で「隣り合った数字の合計を右側に書き足していく」。

 1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 233 377 610 ・・・・・・・

 こうして表される数列を「フィナボッチ」と呼ぶ。
 この隣り合った数値を比率で見ると、上位には、
 1÷1=1 1÷2=0.5 2÷3=0.67 3÷5=0.6 5÷8=0.625 8÷13=0.615 13÷21=0.619
 21÷34=0.618 34÷55=0.618 55÷89=0.618 89÷144=0.618 ・・・・・・・
 となり、0.618に近づく。
 同様に下位には、
 2÷1=2 3÷2=1.5 5÷3=1.667 8÷5=1.6 13÷8=1.625 21÷13=1.615 34÷21=1.619
 55÷34=1.618 89÷55=1.618 144÷89=1.618 ・・・・・・
 となり、1.618に近づく。
 更に2つ上位の数値には、
 8÷21=0.381 13÷34=0.382 21÷55=0.382 34÷89=0.382 55÷144=0.382 ・・・・
 となり、0.382に近づく。
 同様に2つ下位には、
 21÷8=2.625 34÷13=2.615 55÷21=2.619 89÷34=2.618 144÷55=2.618 ・・・・
 となり、2.618に近づく。
 上記4つの数値は、次の関係が成り立つ。
 2.618−1.618=1 1.618−0.618=1 1−0.618=0.382 2.618×0.382=1
 2.618×0.618=1.618 1.618×0.618=1 0.618×0.168=0.382 1.618×1.618=2.618
■ ポイント
◎ここでいう0.618、1.618の数値とは、フィナボッチ黄金比率と呼ばれ、美術、建築等で広く利用されている。
 人間が「美しい」とか「効率的だ」と感じやすい比率。科学的に証明されたものではなく、古代から経験的に伝えられてきたものを数値化したもの。

 例えば、下落相場において投資家が「もうそろそろ・・」と思い始めやすい比率。
 身近なところでは、正五角形の1辺と対角線の比率がフィナボッチ黄金比率となっている。

フィナボッチによる節目ライン
フィナボッチ節目ライン
1.相場が下落の後、上昇を始めるパターンにおいて、
  下記のラインが節目と考えられる。

  ・ラインa : 前回の底値から下落幅(基準になる値幅)の38.2%上昇した株価
  ・ラインb : 前回の底値から下落幅の50%上昇した株価
  ・ラインc : 前回の底値から下落幅の61.8%上昇した株価
  ・ラインd : 前回の底値から下落幅の100%上昇した株価
フィナボッチチャート
2.相場が上昇の後、下落を始めるパターンにおいて、
  下記のラインが節目と考えられる。

  ・ラインa : 前回の天井から上昇幅(基準になる値幅)の38.2%下落した株価
  ・ラインb : 前回の天井から上昇幅の50%下落した株価
  ・ラインc : 前回の天井から上昇幅の61.8%下落した株価
  ・ラインd : 前回の天井から上昇幅の100%下落した株価


フィナボッチによる売買タイミング
 
 天井から株価が下落し、フィナボッチが示す節目ラインまで到達したら、「押し目」の理論株価に到達したと考えられる。
 そのタイミングで、購入する。

 底値から株価が上昇し、フィナボッチが示す節目ラインまで到達したら、「戻し」の理論株価は達成したと考えられる。
 そのタイミングで、一旦ポジションを外すのが賢明。
















MACD

■ 特徴
 
 MACDとは、相場のトレンドを判断するのに有効な指標。
 短期線・中期線の小さな乖離によりMACDが上下反応する為、株価に対し多少の先行性がある。
 先行するMACDと遅行するシグナルが重なり合ったポイントが、最も重要な売買シグナルポイントとなる。


■ 計算方法

◎通常、短期EMAを5日間、中期EMAを20日間で計算する。

 ・EMA(5日間) = 過去5日間の平均株価 + (当日株価 - 過去5日間の平均株価) x 2/(5 + 1)

 ・EMA(20日間) = 過去20日間の平均株価 + (当日株価 - 過去20日間の平均株価) x 2/(20 + 1)           当日を含まない過去○日間


 ・MACD = EMA(5日間)- EMA(20日間)
 ・シグナル = MACDの9日間移動平均

■ ポイント

◎MACDは、サインの出るタイミングが少し遅い傾向がある。その為、ボックス相場のようなチャートではダマシが入り易い。
 買いサインだと思い飛び付いたら、そこを境に下がり始めた・・・という展開になる場面も多い。
 従ってMACDの使えそうなチャートパターンか否かを判断することも重要。

 MACDは相場の天井・底を暗示しているとされ、ストキャスティクス等の細かい値動きに反応する指標と組合わせることで信頼度は高まる。

MACDによる売買タイミング
MACDチャート
 ◎緑の線がMACD
 ◎赤い線がシグナル

 ・先行するMACDが遅行するシグナルを下から上に抜いた時 (ゴールデンクロス)

 ・先行するMACDが遅行するシグナルを上から下に抜いた時(デッドクロス)

 ・MACDがシグナルとクロス後、0ラインを突破時にシグナルの信頼度はさらに増す

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