◎リセッションとは 景気後退の意味。
好景気が途切れ、生産の減少・失業率の上昇といった現象が起きる。さらに進行すると不況となる。
・米国では、全米経済研究所の発表する実質国民総生産が前年比2四半期以上、連続して減少する
場合を 「リセッション」と定義。
・日本では、数値的な定義は無く、経済成長率が鈍化した時点で「リセッション」という場合もある。
景気後退とは
◎景気の下降していること。
景気下降の度合いが深刻な状況を不況(不景気)と呼ぶ。
さらに深刻な状況を恐慌と呼ぶ。
景気後退の判断の目安として、景気動向指数のディフュージョン・インデックス(DI)で判断できる。
DIが50%を切ると「景気後退」と判定する場合が多い。 |
|
|
|
景気循環とは
景気循環とは、好景気と不景気の循環する一連の流れ。
拡張期 ⇒ 頂点 ⇒ 後退期 ⇒ 底 ⇒ 拡張期 ・・・ の順に景気の状態が変化していく。
主に下記の3つの循環要因があると言われる。
1.在庫循環 (在庫の
2.設備投資循環
3.建設循環
主に在庫循環によって引き起こると言われている。そのため、在庫循環を景気循環と同じ意味で使う場合もある。
景気が悪化すると在庫を極力減らすようになるが、在庫が減りすぎると、今度は需要がタイトになって販売価格などが上がりだす。
そうなると企業の利益が出始め、生産も増やすようになる。そのようにして景気改善が始まり、それが続くと、やがて生産過剰にな
って、在庫がかさむことから、価格が下がり始める。そうなると、企業は在庫調整を開始し、生産も落ち込み、景気は悪化トレンドに入る。
景気悪化⇒在庫を減らす
在庫が不足してくる⇒需要がひっ迫し価格上昇する
企業利益が増し、増産するようになる⇒景気改善
生産過剰により在庫調整⇒価格下落
そうなると、企業は在庫調整を開始し、生産も落ち込み、景気は悪化トレンドに入る。 |
|