不動産物件で発生する利益分及び、将来その物件を売却した際に得る金額を受取る権利を証券化すること
により、投資家から資金を集めること。
本来、投資家が不動産へ投資する場合、その物件が投資するに値するのか慎重に調査する必要がある。
不動産証券化をすることにより、投資家が調査に費やす労力を減らせ、参加しやすくなった。
注意点として、その不動産物件保有する権利と不動産物件から発生する利益を得る権利は別物であるという
こと。
不動産証券化は以下によって構成される
@SPC ・・・ 不動産を証券化する媒体
Aオリジネーター ・・・ 不動産の所有者
Bアセットマネジャー ・・・ SPCを運用する者
Cプロパティマネジメント ・・・ 不動産の管理・運営者
D投資団体・投資家 ・・・ 証券を購入者
不動産流動化とは
不動産証券化によって、株式のように流動性を高め、投資の対象としての魅力を高めること。
中古の不動産物件を、付加価値を付けて再生し、高値で売って利益を出す等。
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不動産ファンドとは
投資家の資金をもとに収益性の高い不動産を取得・運用する金融派生商品。
賃料収入や売却益を配当として投資家に分配する。
不動産投資ファンドは2種類ある。
・J-REIT(公募不動産投資信託) ・・・東証や大証に上場し、誰でも売買できる
平均利回りは3〜4%あり、預金代わりに購入する投資家が増ている。
リスクとして、株式と同様証券市場で売買される為、値動きがある。
・私募不動産ファンド
特定の投資家から資金を集める。一般の投資家から募集をすることは皆無。
サブリースとは
本来、投資目的で購入した不動産が「空室」の場合、オーナーは損することになる。
そのリスクを回避する為にできた賃料保証形態のこと。
サブリース会社がオーナーから不動産を借上げ、入居希望者に賃貸する。
入居者の有無にかかわらず一定の家賃を一定期間投資家に対し支払う保証のサービス。
サブリースの賃料保証の相場は大体80%〜90%前後
オーナー側から見た、
メリット ・・・ 賃料収入の安定化・家賃滞納等のトラブル回避
デメリット ・・・ 礼金はサブリース会社の収入。敷金は、サブリース会社が預かる。家賃決定権はサブリース会社。
サブリース会社による不動産の審査
どんな物件でもサブリース契約が結べるわけでなく、収益が充分期待できる不動産なのかサブリース会社が審査する。
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